(事例8)コンビニエンスストアーとの契約を打ち切り、クリニック誘致
今回のケースはある食品関係の会社を経営する地主様は所有されていた
土地をコンビニエンスストアーからクリニックに変えたケースです。
元々、所有されていた土地は郊外で尚且つ370坪で広くコンビニエンスストアーを運営するには好立地でした。
その為賃料的には好条件(74万円)でコンビニエンスストアーに貸す事でスタートしました。
然しながら開業後3年ぐらい経過したぐらいから度々賃料を下げて欲しいという連絡が入る様になり不満を持つ様になりました。
一見するとお店は非常に繁盛している様に見えるものの、
コンビニエンスストアーの本部からの連絡だと全国の平均売上に比べると低いという理由で賃料を下げて欲しいというものです。
地主様も一度は賃料下げに応じましたが、その後2度3度依頼がありうんざりしていました。
そんな中で弊社からクリニック誘致の話をさせて頂き地主様も快く耳を傾けて頂きました。
但しクリニックの賃料はコンビニエンスストアーの様に高い賃料はご提示できません。
その上で具体的に48万円の賃料をご提示致しました。
最終的にはクリニックは30年の事業用定期借地契約で期間中撤退の可能性が
低い事・コンビニエンスストアーの様に賃料減額の話がないこと・コンビニ
エンスストアーが撤退の場合は撤退費用負担がない事が後押しされてクリニック誘致に繋がりました。
実際に脳神経外科クリニックの誘致ができクリニックには多数の患者様が
訪れ繁盛しました。地主様にとっても地域貢献ができました。
今回の様に商業施設は一時的には高い収益が得られるかもしれませんが
賃料減額・退去等リスクが大きい事もありえます。
クリニック誘致は賃料の安定性・退去リスクの低さもあり安定した土地活用に繋がります。
今回の内容もマニアックな話で申し訳ございません。
今後も1話毎にご紹介致します。
また来月、弊社のホームページをご覧になって下さい。
~郊外の地主を救う クリニック土地活用(書籍) 第4章より~