(事例4)活用を諦めていた土地を貸すことができた
今回のケースは住宅地に隣接した市街化調整区域の田園地帯に中規模の
田畑を持つ農家の方のケースです。
60代後半の方ですが農業を継ぐ気のあるお子様がいらっしゃらず、むしろ
農業を継承するなら相続放棄をするという状態でした。
そこで将来の事を考え保有する田畑の一部を子息の為に宅地にすることや
田畑を譲渡し、農業を辞める準備を考えていらっしゃいました。
ただ、保有している農地が市街化調整区域で尚且つ青地と呼ばれる区域の為、
子供の為の宅地化及び農地としての譲渡いずれもハードルが高く困難でした。
そんな中、弊社からクリニック用地として「お貸しになりませんか」という
お話をしたら喜んでいただき貸す事の承諾を頂きました。
その後に弊社の取引先で農地転用に慣れている行政書士で手続きを行い無事、
整形外科クリニックを誘致する事ができ月額30万円の賃料を得る事ができました。
またその整形外科クリニックも開業後順調に患者様が増えてクリニックの増築
及び駐車場の拡大等もあり隣接した土地もお借りする事となり賃料も更に月額
37万円増える運びとなり合計67万円の賃料を得る事となりました。
今回の様に場合によって市街化調整区域の青地でも要件を満たせば土地活用が
できるという具体例になります。
今回の内容もマニアックな話で申し訳ございません。
今後も1話毎にご紹介致します。
また来月、弊社のホームページをご覧になって下さい。
~郊外の地主を救う クリニック土地活用(書籍) 第4章より~