【土地の正確な大きさを確認】
土地の正確な大きさを確認する事は必要不可欠です。法務局で発行される
登記簿を入手すれば正確な土地の大きさを知る事ができます。また賃料
算出の為には欠かせないものです。
【公共下水道の状況確認】
これまで住宅・商業施設等を建築していない土地は公共下水道が整備
されているかどうかは確認する必要があります。特に郊外の農地は
公共下水道が整備されていない事が多い。仮に整備されていなければ
汚水は浄化槽を設けなくてはならない。
【土地の坪単価調査】
土地の性質を調べて貸す事が可能な土地の場合はその場所がどのくらいの
坪単価で貸せるかどうかの調査が必要です。但し市街化区域内の土地であれば
過去の成約事例等で調べやすいが、郊外の市街化調整区域の土地はなかなか
成約事例も少なく地場の不動産会社等にヒヤリングをして相場感を調べる事
も必要です。また地元管轄の農業協同組合の不動産部に問い合わせをする
のも有効な手段です。
【開業予定の医師探しとマーケティング調査】
土地調査の上、性質上クリニック建設用地として適しているという判断された
土地に関しては次に開業予定の医師探しと開業の為のコンサルタントの発掘が
必要です。その際に一般の不動産会社では借り手を制限する仲介は引き受けて
もらえないケースが多いです。そういった意味で依頼先としてクリニック建築
に精通している建築会社及びクリニック開業に精通しているコンサルタント
会社に依頼する事が望ましいです。
今回の内容もマニアックな話で申し訳ございません。
今回はこれで終わらせて頂きます。次回もクリニックを誘致成功させる為の
4ステップというテーマで続けます。暫く専門的な話が続きますがお付き合い
頂ければ幸いです。また来月、弊社のホームページをご覧になって
下さい。
~郊外の地主を救う クリニック土地活用(書籍) 第3章より~