地主様が所有する土地をクリニック用地として誘致する場合、以下の
3ステップが必要となります。
- 土地条件の調査
- 開業予定の医師探しとマーケティング調査
- 契約交渉と締結
以上の3つの段階で検討が進んでいきます。
そこでそれぞれのステップについてご説明致します。
今回は土地条件の調査についてご説明致します。
① 土地条件の調査について
先ず、理想は整形地に近い形状の土地です。
何故かというと建物と駐車場がバランス良く配置できる事です。但し整形地でなくてもプランを工夫する事により誘致可能な場合もあります。
またできる限り道路に接している面が多い土地が好まれます。理由は郊外になれば来院される患者様も車を利用して来院されます。
その為車の出入りがしやすい土地は誘致する上で重要項目になります。
また2面方向の出入り口がある場合は入口・出口と分ける事も可能になり安全面でも効果が高まります。
敷地内の通路幅6m以上あると更に安全面の向上にも繋がります。
接する道路については中央分離帯がない道路が好まれます。
中央分離帯があると右左折がしづらいからです。
最後に医師が望む診療科目別の敷地の坪数をお伝えいたします。
但し地域や個人差によっても変化しますのであくまでも目安です。
具体的には下記の様になります。
- 内科 300坪以上
- 整形外科・リハビリテーション科 500坪以上
- 精神科・心療内科 150坪以上
- 眼科 400坪以上
- 耳鼻咽喉科・皮膚科 300坪以上
- 産婦人科(入院施設有り) 700坪以上
- 泌尿器科 300坪以上
- 歯科 200坪以上
上記の様になります。
診療科目により導入する医療器具・診察室の配置等もあり希望面積も大きく異なります。
また以前と違い調剤薬局を同一敷地内に併設する事が多く以前よりはより大きい坪数が求められています。
土地条件の調査についてはお伝えしたい事も多く次回も継続させて頂きます。
では来月また弊社のホームページをご覧になって下さい。
~郊外の地主を救う クリニック土地活用(書籍) 第3章より~