新規開業クリニックの大半は借地


皆さん、クリニックを新規に開業する為には何が必要だと思いますでしょうか?

 

まずは、土地代、建築費、医療設備費、当初の運転資金(人件費等)など様々なお金が必要となってきます。

その中で冒頭に挙げました土地を購入するか否かで随分、資金繰りが違ってきます。

 

そこで、弊社がお手伝いをさせて頂きました約60件のドクターを調べますと土地を購入して建てていただいた方は1件のみでした。

大抵のドクターは土地を借りてクリニックを建てておられます。

但し、ドクターが土地をお借りしてクリニックを建てますと地主様は土地が取られたような錯覚に陥ります。(その点が一番のネックでした。)

そこで地主様が不安になられないように、「事業用定期借地権設定契約」という契約を結んでいただきます。

 

この契約には事業内容と契約期間が明記されます。契約期間(30年契約が一般的です。)が終了したら、ドクターの責任において建物および付属設備等を全て解体し更地で返却をしていただく事がきちんと明記されています。

 

また、地主様、ドクターは公証役場へ出向き事業用定期借地権設定契約を結んでいただきます。

事業用定期借地権設定契約は公証人が仲介に入り契約を交わし、契約書(公正証書)を役場にも契約期間中は保管していただけますので地主様、ドクター、双方が安心できる契約となっています。

 

事業用定期借地権設定契約の良い点を述べてきましたが、デメリットも存在します。

地主様にとって、一度契約をしてしまえば、自分から解約を申し出ることはできないのです。

将来の事について十分、家族と話しをし、当面は利用することが無い土地でないと、取り返しの付かないことになりますので注意をして下さい。

 

賃料ですが、よくコンビニエンスストアの賃料と比較されることが有りますが、その賃料に比べると1/2から2/3が一般的です。賃料に関しては他業種と変わりは有りません。

 

但し、弊社は1棟目の契約から約12年経過しておりますが、契約の解除、賃料値下げ、賃料の滞納といった事は一件もありませんでした。(一番安心かつ、大切な事です)

 

 

 

開業後に地主様から次のこともよく言っていただけます。

 

:近所の人から、遠くまでクリニックに通院していたが、近くにでき便利になった。

(診療圏調査を行い、そのエリアに無い科目のドクターに斡旋しているためです。)

 

 : クリニックが出来てから街の感じが良くなった。綺麗になった。明るくなった。

 

などクリニックはその地域の活性化になり、地域貢献になっていると感じております。

 

 

 2024年の年初めは、【元農地はクリニック誘致のチャンス大】と銘打って、話をさせて頂きたいと思います。引き続き興味を持っていた方にはご一読いただければ幸いです。

冬本番ですが、お体には十分気を付けていただき来年お会いできるのを楽しみにしております。

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