(事例3)近隣の地主様と協議の上歯科医院を誘致
今回の事例は郡部の市街化区域内に約60坪の田を所有している地主様の
成功事例です。地主様は自営業の為専業農家ではなく、週末に田を管理する
兼業農家でした。時間的には融通が利く方でしたが田を管理するために時間を
割かれる事に憂鬱を感じていました。
また所有する田から得られる米の収穫量も100kg以下で収益もなく
尚且つ耕作機械のメンテナンス費用及び管理費用もあり「活用」という面で悩んでいました。
先祖代々から譲り受けた土地でありご長男という立場もあり「売却」は出来ないという事もありました。
そこで「売却」ではなく「賃貸」という選択になるのですが60坪という
面積ではクリニック用地としては狭くクリニック用地にはなりません。
私共も現地に足を運ぶと1ヶ所で纏まった広い土地だと思い地主様に「貸地」のお話をしたら
6人の地主様で分け合って所有している事が分かりました。
私共の方も既に300坪以上の土地を希望している歯科医の方がいらっしゃる為
6人の地主様のおひとりの方に事情をお話した上で他の地主様に事情を説明して頂きました。
他の5名の方も同じ様なお考えをお持ちだった為6名の地主様の共同で「お貸し」する事で話が纏まりました。
今回のケースの様にお一人だと狭い土地ですが周辺の地主様にもご納得いただければ十分な面積も満たし
クリニック用地になり得るという事例です。
今回の内容もマニアックな話で申し訳ございません。
今後も1話毎にご紹介致します。
また来月、弊社のホームページをご覧になって下さい。
~郊外の地主を救う クリニック土地活用(書籍) 第4章より~