第13回-【クリニック誘致を成功させるための3ステップ】PART Ⅶ


農地転用に必要な費用

農地転用に必要な費用の項目として地主様負担としては農地利用を

止める事で決済金が必要になります。費用に関しては市町村により異なるので

確認する必要があります。確定測量費用も地主様負担になるケースが多いです。またドクターの負担としては下水道が設置されてなければ浄化槽の設置費用が必要になります。

また行政書士に対しては許可申請費用が発生しますし、分筆費用はドクターの

負担になります。それ以外にも下水道受益者負担金及び上下水道分担金も必要です。

 

医師のローン審査

市街化調整区域にクリニックを建築する場合は金融機関によっては融資の対象外の場合もあります。しかしながらすべての金融機関で融資が認められない

わけではないため複数の金融機関にローン打診をするケースが多いです。

医師の開業に対しては基本的は融資がつきやすいですが中には他の手段で資金調達する方もみえます。

 

契約書特約事項の作成

医師の融資が可能になった場合は土地の借地契約書の特約事項に記載する項目を作成します。特約事項に記載するのは特別に配慮すべき事項をこの項目に盛り込んでいきます。具体的には近隣居住への配慮としてエアコンの室外機置場の件を明記する事もあります。

保証金の返金に関しても解約した時期は早い場合は返還しない場合もある事を

明記する事は通例です。場合によっては医師側の要望を明記する事ケースもあります。

 

出店申込書及び確定測量の覚書を受け取る

医師の意思が固まった段階で出店申込書及び確定測量に関する覚書を医師より

受け取ります。出店申込書の内容としては賃料・期間・面積・その他の希望条件を記載したものに署名・捺印を頂きます。

確定測量の覚書に関しては特に市街化調整区域の場合は隣地との境界が曖昧な為地主様が確定測量をする事が通例ですが、医師側が負担する事もあります。但し、実施する前に医師の都合で取り止めた場合は違約金が発生する事も明記します。逆に地主様側の都合で

取りやめた場合は地主様の負担になります。

 

今回の内容もマニアックな話で申し訳ございません。

暫く専門的な話が続きますがお付き合い頂ければ幸いです。

また来月、弊社のホームページをご覧になって下さい。

 

~郊外の地主を救う クリニック土地活用(書籍) 第3章より~

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